Friday, June 12, 2009

菜の花番外編〜Vol.4

だいぶ話が進んで来ましたね(笑)。
QYで曲作りをしていた頃にくらべたら、多少はレベルアップした私。ギターのコード”F”もなんとか押さえられるようになり、少しずつギターで曲を作るようにもなった。機材はローランドのVSシリーズのMTRを使えるようになり、AKAIのサンプラーでブレイクビーツをトリミングしてはループにし、随分私の宅録ライフも成長したもんだ(笑)。


ビョークのサウンドとか、よく聴いてたな〜。かっこよくて、ちょっとダークな打ち込みサウンドが好きでした。ライヴはあんまりやってなかったな~。でも、実は私の人生初ライヴは川崎CLUB CITTA。イベントライヴだったにせよ、初ライヴでこの大きさのステージってすげえと、今頃痛感。この時、ギターはKouさん、ベースはEijiさん、そしてドラムは関くんだったのだ!今も一緒にステージに立ててる事には心から感謝しています。赤坂BLITZにも出たなー。これもイベントだったけど、前にアラニスの初来日を、一人でBLITZに見に行ってガンガンにやられた覚えがあったから、同じステージに立てたこと、超嬉しかった。こうして私のミュージシャンLIFEも数年が過ぎました。少し前に比べたら、かなり色んな音楽を体に注入していた。でも、やはり頭も心もまだまだペーペー。好きな事であるから故の葛藤もあったけど、とにかく未熟でいて頑固な私は、アルバム1枚リリースした後、音楽業界での仕事は無くなってしまいました。調子に乗りすぎていたんだなー(爆)。仕方なく私は当時神戸にあった実家へ。Kouさんは後に佐渡へ(なんで佐渡?)移り住む事に。

自分の力不足が原因だとわかっていつつも、やっぱり悔しかった。諦めるなんて無理だった。でも仕事が無ーーい(T-T)。そしてこの時期オトンの体調も悪くなっててた。私のオトンは私が小さい時から家にいる事が少なかったし、私も中学から東京やアメリカに行ってたので、家族3人でべったり暮らす事なんて本当に久々だった。入退院を繰り返すようになったオトンと必死にサポートするオカンと、プー太郎の親不孝娘(苦笑)。こうして数ヶ月が過ぎました。実家は京都に移り、私はただただ悶々としていた。アカン、このままどんどん時間だけが過ぎてしまう。Kouさんと一緒に曲作りをした日々が恋しい。歌いたい。こんな時こそ作らなきゃ始まらないのに、な~んも出てけーへん。でもまた歌いたい。歌いたい。Kouさんはどうしてるんだろう?佐渡でいったい何をしてんねん?よし、電話をかけてみよう。

K「いや~海っていいね~。夜は星がキレイだし~、波の音が聴こえるよ~カエルはうるさいね~\(⌒▽⌒)/」
R「......( ̄口 ̄;) (なに?このあっけらかんとした感じ?)」
K「トンビとも仲良くなったよ~」
R「あの.....なんか、意外とリフレッシュしてるみたいやん...。いいな~.....。っつーか、また音楽やらないの?」
K「うん、やりたいことはやりたい。」
R「また一緒にやろうや」

みたいな話になって、ここの下りはKouさんのブログでも書かれている通り、「んじゃ、ちょっくら佐渡に曲づくりしに来てみれば?」と言われ、佐渡のばあちゃんにもOKをいただき、私は一か八か、行ってみよう!と決断するのでした。でも、オカンに何て言おう?勇気を振り絞って打ち明けてみると、案の定「また音楽やるのに何で東京じゃなくて佐渡なわけ?」もう、おっしゃる通りっすーーー(爆)。でもKouさんと作る音楽を信じてんねん!もう一回やってみたいねん!と、なんとか強引に説得した私。「オトンには、うまく伝えておいて」と、この上ない無責任かつ無謀な言葉を残し、私はアコギ一本持って、いざ佐渡へ。


初めて行く佐渡は遠かった。新潟から佐渡汽船に乗ってさらに2時間以上...。船に揺られる私の心の半分はこれから自分はどうなって行くのかという期待と不安。もう半分は、私を佐渡に行かせてくれた母への感謝の気持と申し訳ない気持、また、体調のよろしくないオトンに何も言わず出て来てしまった、ある意味「逃げ姿勢」の自分への情けなさではち切れそうでした。あ、はち切れそうだったのは心だけじゃなくて体も...脂肪で(爆)。でも、佐渡へと続いてる夏の青空は清々しかった!カモメがいっぱい飛んでいた。
そしてようやく到着した佐渡が島!うわ~、しっぶ~い(笑)。ちょっとワクワクしてきたぞ。両津港にはKouさんが迎えに来てくれてるはず。どこだ?どこだ?いないよーーー(T-T) Kouさんらしき人が見当たらない...。。。。。ん?もしやあの人?真っ黒に日焼けして、角刈りの、どうみても現地の人っぽい、あの人?そうだ!あれがKouさんだーーー!久々に再会するKouさん。なぜKouさんだと確信が持てたかというと? だって、タンクトップ姿だったから....(  ̄ ∀  ̄ )。


つづく。

Thank you for reading.
Rina

あ!今日はスタバライヴです!お暇ならぜひぜひコーヒーとミュージックを!
18:00 と 19:00 の2ステージです。

3 comments:

まにほうじゅ said...

わぁ、なんだかいろんな曲が頭にうかびますぅ。

確信がなくても
直感ってやっぱり、気づかないふりしても
蓋はできないですよね~。

一応私も親になったから
オカンの心境もお察ししつつ
いろんな目線で読ませていただきました。

ありがとうございます。

それにしても
色黒+角刈り+タンクトップって・・・スゴイ。
っかり島んちゅですね!(笑)

スタバで思い出し笑いしてしまいそうデス^^

インディゴブルー said...

:;:;、:;、:;、;:ヽ(∀≦*)ブッ
角刈りkouさん!
会いたかったなぁそれ(笑)

rinaさんの言う根拠のない自信ていうのは
その時はそう思っても
いっぱい努力してるから
最終的には自分でつかんだものに
なるんでしょうね♪

なんか元気もらいました^^

連載楽しみ♪

Rina said...

まにほうじゅさんへ
スタバ来てくれてありがとうございました〜〜!
お顔と名前が一致して、すれしいです!
思い出し笑い、しちゃいましたか?(笑)
また続きも書きますので読んでくださいね〜〜\(⌒▽⌒)/

インディゴブルーさんへ
でしょ?角刈り&ガングロ(笑)。
私の根拠の無い自信は、マジで根拠無いんですよ。でも、そこから、その自信を保つために(自信持っちゃった手前)、自分を奮い立たせるってのはあるかもです!

Rina