Thursday, June 25, 2009

バタバタとしております。


ブログの更新が滞っています...( ̄ー ̄) ちょいと、このところバタバタと忙しくしております。忙しいのは嬉しい事です。先日、急に決まったイベントに参加してきました。Gyaoの六本木音楽部のスペシャルライヴ!オフ会?? 音楽とお笑いのコラボレーション!この番組には、初回から出させて頂いて、かなりお馴染みです。今回も呼んで頂き、私達は1部でノリノリの2曲を演奏し、2部ではお笑いの審査員までやってきました〜!生で、あんな近くでお笑いを観るのは初めてでしたが、やはり、LIVEって面白いですな〜。


出演者はこんな感じ。アダモちゃん(島崎さん)ともお話しちゃいました〜!私達の音楽を「世界があっていいね〜」って言ってくれました〜\(⌒▽⌒)/ウレスィー。
聴きにきてくれたGyao六本木音楽部ファンのみなさんもノリノリで、楽しいイベントでした。

そして私達はindigo blueは7月2日のライヴに向けてリハーサル!


久々にエイジさんとセキさんと音を出して、あれこれ試しています。さすが仲間!きもち〜よ〜。またトークコーナーでディープなメンバー紹介ができたらいいな〜と、企んでいます。フフフ(  ̄ ∀  ̄ ) 残すリハはあと一回。30日に行う予定です。それまで私とKouは熊本や福岡でイベントライヴに参加してきま〜す!こちらも楽しみ〜。

明日は美容室に行って、カラーリングしてこよ〜っと。

Rina

Friday, June 19, 2009

FM横浜〜チャイナタウン


昨日はFM横浜に行って来ました〜。megさんの番組FMヨコハマ「ホンダカーズ中央神奈川 presents Just Fit Music」の収録。megさんとは、NHK BS2の魅惑のスタンダードポップスで共演してから仲良くしてもらっています。とっても背が高くて美しいジャズシンガーmegさん。お話するとかなり面白い方です。ナチュラルで素敵。番組の収録も楽しくてあっという間に終わってしまいました。オンエアは6/21日曜日の22:00からです。FM横浜が聴ける方は、チェックしてくださいね!

収録が早く終わったので、すぐに帰るのももったいない。千葉からだとちょっと遠いので、そうちょくちょく行けない横浜。昨日は楽器も持っていなかったし、せっかくだから中華街にでも行ってみよう!ということに。人生で2度目の横浜中華街。広いね〜!楽しいね〜。異国の匂いだわ〜。まずはお腹がペコペコだったので、どの店に入ろうか悩む。すると、石ちゃんの写真とサインが目に止まる。「おこげ まいうー」の文字につられ、お店を決定。石ちゃん、すごい宣伝効果です(笑)。


これがフカヒレのおこげ。フカヒレ入りあんかけをアッツ熱のおこげの上にかける!ジュワーッという音!ん〜よだれが。ちょっとふやけてきたおこげとトロトロのあんかけが絶妙なハーモニー!Welcome to my 胃袋!美味しかったよ〜。
満腹になったので、中華街をプラプラ。ジャスミン茶を買おうと、色んなお店に入って遊んでいたら、こんなモノを発見。


乾燥なまこ。これ、何に使うの??漢方?それにしても、なまこって水分が無くなるとこんなに小さくなるんだね〜。海にいるときは、あんなにボッテリ&ぶよぶよなのに(笑)。しかし中国の食文化って偉大だね〜。色んな食材や調味料...見てるだけでも楽しかった〜。欲しかったジャスミン茶も購入できたし、大満足の中華街散歩でした。また行きたいな〜。

明日は、打ち合わせに渋谷へ行ってきま〜す。

Rina

Thursday, June 18, 2009

菜の花番外編〜Vol.7

さてさて、私の人生初の佐渡バイトライフもいよいよ終りが近づいて来ます。と言っても2年以上も暮らしたわけです。かなり佐渡色に染まりました。いつだったか、Kouさんの兄弟が佐渡に遊びに来たとき、玄関で「おー、久しぶり~」と出迎えた私を見て、「誰だか気づかなかった...。すっかり佐渡の人だね。」と言われた程。私が久々に再会したKouさんを見て思った事と全く同じ(笑)。私も真っ黒に日焼けしたタンクトップガールになっていたよ(笑)。時々、東京のネオンが恋しくなったりもしたさ。マクドナルドが恋しくなったりもしたさ。ギターの弦を佐渡で買ったら、すでに錆びていた時とか、ワンセット買ったのに一本入っていなかったりした時はゲンナリもしたさ。でも、佐渡は私をリセットしてくれた魔法の場所だったな~。まず、自分の好みや、やりたい音楽が見えて来たこと。アコギしか持って行かなかったことで、アコギ2本でもかっこいい曲を突き詰めて行ったこと。たくさんのカバー曲をやることで、好きな曲を自分達の体の中に取り込んだ。私がカントリーミュージックにハマったのも佐渡のおかげ。この状況と心境と景色にドンピシャだったな~。土の匂いや、空のひろ~~~~い感じとかもね!きっかけはコーエン兄弟監督の映画「オー・ブラザー」のビデオを佐渡で観たことかも。


ジョージ・クルーニー主演の映画で、ストーリーは1930年代、ミシシッピー州のある田舎町、隠した宝ものを探し出すために脱獄する3人組のハプニングだらけの旅路を描いたもの。途中で立ち寄ったラジオ局で「ズブ濡れボーイズ」として歌を収録するんだけど、これが知らぬ間に大ヒットするという面白い展開も。そしてこの映画の中で歌われる「A MAN OF CONSTANT SORROW」という曲と、川で罪を洗い流すシーンで使われる「DOWN TO THE RIVER TO PRAY」という曲が、めっちゃくちゃかっこよくて、Kouさんと新潟のHMVに行った際に迷わずゲット(ちなみにこのサントラ、2002年のグラミー最優秀アルバム賞に選ばれてる。全米で700万枚を超える売り上げ!)。私はこうして、その2曲を歌っているAlison Krauss & Union Stationを知るのです。


さっそくカバーしてみよう!ってことになり、歌詞を必死で聴き取ろうとCDを何度も繰り返し聴いたけど、すんごい南部訛りでわけわからん....。パソコンももちろん無かったし、調べられない....。でも、佐渡にはめちゃくちゃテクニシャンなブルーグラスバンドがいたのです!Kouさんと私はそのバンドの人とも仲良くなって、お家にも遊びに行かせてもらいました。そしてAlison Kraussのことや、「オー・ブラザー」の話をすると、よろこんで歌詞をネットで調べて出してくれたのです!これでやっとカバーできるぞ!すんごい泥臭い「A MAN OF CONSTANT SORROW」と、神聖な雰囲気の漂う「DOWN TO THE RIVER TO PRAY」。なんと言っても、アコギ!!アコギと歌だけで、なんか文句あるかー??ってくらいの力強さ。そしてカントリーソングのハモリパートの美しさ。これが私達にぴったりだ!と思ったんだよね~。そして次に出会ったのがDixie Chicks。



彼女達の「HOME」というアルバムを聴いて、さらにカントリーにハマったな~。彼女達はニューカントリーと言われていてRockやPopsの要素も沢山詰まっているんです。中でも、スティービー・ニックスの曲「LANDSLIDE」をカバーしていたり、パティ・グリフィンの曲もやっていたり、後にシェリル・クロウとライヴやったり、ジェームス・テイラーのMUSICARESのライヴに出たりと、私達の大好きな人達と繋がっている事が判明!もうますます大好き! やっぱ音楽って、こうやって繋がりを見つけるとどんどんハマるんだよね~。もうジャンルとか超えて繋がってるのが素敵!デビューしてからも、「A MAN OF CONSTANT SORROW」や「DOWN TO THE RIVER TO PRAY」を何度かライヴで演奏してるんだけど、「マニアックだ」と言われちゃうんだよね(爆)。とほほー。あ、でも「DOWN TO THE RIVER TO PRAY」は最近CMソングとして使われてたりするんだよ~。カントリーミュージックは日本人にはウケないと、良く耳にするんだけど、何でかな~?ホントかな~?と私はいつもWonderingです(笑)。Alison Kraussは37歳にしてグラミー賞26個ゲットしてるんだって!すごいよね~。もっと日本でも評価されるべき人だ!と私は思うな....。だって日本人ってグラミー賞に弱いでしょ?日本人がノミネートされたりしたら、もう大騒ぎなのにね~(笑)。そもそもグラミーがこんだけ評価してる音楽を、「日本にはウケない」と言ってしまうのって矛盾してねーか?と、首をかしげてしまいま~~~~す( ̄▽ ̄;) あれ?なんか愚痴っぽくなってきた...。ま、そんなこと言ってもしゃーないね。好き嫌いはしゃーないね。でもとにかく、私の佐渡ライフには欠かせない音楽で、indigo blueのテイストの一つとして、今も私達の音楽を彩ってくれているわけです。

と、まあこんな感じでアコギと仲良しになりながら佐渡バイト生活をして、少しずつお金も貯まって来ました。私とKouさんは、関東に戻る決心をします。でも、東京に住むには金銭的に辛すぎる....。小さくて安いペラペラの部屋を借りても、音が出せない...と悩みました。私はオカンに相談。結果、オカンのアドバイス&援助のおかげで千葉へ移り住む事が決定!こうして私達はまた気持を新たにして歩き始めます。さようなら、そしてありがとう、佐渡が島....。感謝の気持は「自転車ドリーマー」に込めて、これからも歌って行きます。つづく。

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Rina

Monday, June 15, 2009

菜の花番外編〜Vol.6

一日空いてしまいましたが続きを書こうと思います。
そう、バイトです。産まれて初めてのバイト探し。しかも佐渡で(笑)。これがまたなかなか無いんだわ....。募集してない(T-T)。やっと見つけたのが両津にあるスーパーのレジ。よし、これっきゃない。と、電話して面接の日を決めて、産まれて初めての履歴書を書く事に。書いてみると..... インターナショナルスクールだの、アメリカフロリダ州だの、カタカナだらけになった....( ̄▽ ̄;) 役者の仕事のことなんて書いてもな~と空欄にしたら、ほんとスッカスカの紙切れだ。しかたない...こうなったら笑顔で勝負(^ー^;)。そして面接当日、2階の事務所に連れられて、苦い顔をしたおじさんVS私。恐る恐る履歴書を渡す。
「まー、座って。」
「はい...。」(何を聞かれるんだろう~~~。ドキドキ。)
「......。」
「......。」
「ウチにはそぐいません。」
「!( ̄□ ̄;)」

と、履歴書を返されあっさりKO負け....。私はレジ打もできないのかーーーー( ̄^ ̄) 武器だった笑顔もショックのあまり、もう笑顔と呼ぶにはほど遠い。でもまあ、今思えば何故佐渡にいるのか、今まで何をしてきたのか、わけのわからないカタカナ女なんて、雇いたくないや~ね(爆)。これはどうしたらいいのやら。知り合いに頼み込むしか無いな...。でもなかなかみつからない....。お金がナイーーー!でもそんなある日、音楽を通して知り合った人から、「両津のコンビニの店長と知り合いだから、頼んであげるよ」と言われ、面接に行った。佐渡に6件あるセーブオンだ。私が行った両津店の店長はとても若い人で、面接したその日にOKをしてくれた。ほんと、助かった。そして私の産まれて初めてのバイト生活が始まったのです。私はとってもラッキーだ。お店で働いてる店長を始め、社員やバイトの皆がとっても良い人ばかりで、私はちょっと学生時代に戻ったかのような気分を味わいました。おどろいたことに、店長のお姉さん(彼女も店員さん)と私には共通の知り合いが東京にいたりして、世の中は狭いんだな~とつくづく思ったり。コンビニの仕事は、忙しい時間帯や花火大会の日などは、ハンパ無く大変だったけど、なんだかんだとても楽しかったな~。何が一番大変だったかと言うと、雨や雪の日のチャリ通勤....。なんせ遠いので傘なんか何の役にも立たない。結局ホームセンターで買った上下のビニールカッパを着ていたよ(笑)。夜は「この世の果てか?」と思う程の真っ暗な道だらけなので、安全のためにも蛍光オレンジの上下カッパを着ていたよ。フードをかぶると目元にまで透明ビニールが付いてるから(これ超大事。)まるで、映画「アウトブレイク」に出て来そうな感じ(笑)。格好わるいとか言ってられないのだ!雨の日も雪の日も、上下のド派手カッパを着てチャリにのった男女ユニット(爆)。ある意味、目立ってたね。(  ̄ ∀  ̄ )


2話に渡って佐渡の話をしてるけど、肝心な音楽はどうしちゃったの~?って感じっすよね(笑)。確かに、音楽どころでは無いという時期もありましたが(爆)、でも「indigo blue」音楽スタイルのベーシックは佐渡があってのものなのです。

まず、Kouさんのブログにも書いてあった通り、Kouさんのお父さんの知り合いの方が、佐渡の佐和田というところでライヴハウスをやっていました(後になくなってしまうのですが...)。そこで初めて演奏してから、佐渡の知り合いも増えて行きました。音楽好きは沢山いるんです!音楽のイベントも、たくさんやってるんです!でも私、東京ではあんまりライヴをやっていませんでした。アコギは練習して、だいぶコードを押さえられるようにはなって来てたけど、アコギ2本でライヴなんて佐渡が初めてで(笑)。ドキドキでした。たくさん場数を踏ませてもらったおかげで今があります。ある時はカラオケ大会のゲストとして演奏したり、ニューイヤーCount Downライヴを金山の前でやったり!これは寒かった~~~~。そうそう、佐渡でバンドを組んだりもしました。一人を除く全てのメンバーが佐渡出身じゃないバンドだったので、バンド名は「エイリアンズ・パーティ」だったな~。私とKouが二人でやるときは、Rina & Kouとかいうときもあったけど、西部の「N」と白須の「S」で「マグネット」とかいう名前でもやってたよ~。ウケるーーーヽ(´▽`)ノ。 あと、とっても贅沢だったのは、録音できる場所まであったのだ!佐渡には「いごねり」というおいしい食べ物があるんだけど、このいごねり屋さんのボスが持っている大豪邸の端っこに、防音室があるのです。そこにはドラムセットやアンプなんかもあって、ハードディスクレコーダーもある!そしてこの機材の持ち主でもある音楽好きのNさんが私達の曲をいくつか録音してくれたり。なかなか充実してるでしょ?でもね、ここでも問題だったのが移動手段っすよ......( ̄▽ ̄;) ギター持って自転車じゃ、とてもじゃないけど遠くて無理。それでも誰かがいつも迎えに来てくれたり、送ってくれたりと、親切にしてくれたのです。私達はラッキーだね。そして、音楽ってたくさんの出会いを運んでくれるのね~。では今回はこの辺で。つづく。


あー、いごねり食べたい。佐渡では、ショウガ醤油にネギで食べます!う〜食べたい....。

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Rina

Saturday, June 13, 2009

菜の花番外編〜Vol.5

いよいよ始まった佐渡LIFE。全くNO PLANで、来てしまったもののどうしよ?って感じでしたが(笑)まずは、Kouさんの現地人と化した姿に驚きながら、ばあちゃんの家へ。


R「はじめまして。リナです。お世話になります.....。」
ば「おお、ニナかや~。」
R「いえいえ、リナです。」
ば「おお、知っとるよ、ニナだろ? 話はコウから聞いとるよ。$%&#”~=O*+....。
R「(え?やべ。佐渡弁か?何言ってんのかサッパリーーッ!)」
K「二階の部屋使えってよ。」
R「ん?あ、ありがとうございます...。」

すげえぞ、Kouさん。通訳してくれた!しかもKouさんもばあちゃんと話すとき、すっかり佐渡弁になてるんだっちゃ!そう、「だっちゃ」はお約束。その他にも語尾には「~~してのう...」とか言って、ますます佐渡の人になってるよーーー!Σ( ̄□ ̄|||) 確かにこうしてしゃべった方が、ばあちゃんとのコミュニケーションが取りやすかったんだろうな~。それにしても、Kouさんってばかなり佐渡にフィットしてたよ(笑)。
と、こうしてばあちゃんとの生活も始まります。Kouさんのブログにも書いてあった通り、ばあちゃんは良く歌います。歌好きなばあちゃんで良かった。私とKouが2階でアコギ鳴らしながら歌っても、嫌な顔ひとつしなかった。当時Kouさんが使ってたオベーションのアコギを見て、「マンドリンのオバケじゃ」とか言ってたな~。フォークギターっていってもピンと来ないらしいが、マンドリンは知ってるらしい(笑)。ばあちゃんは食べる事が大好き。テレビを見ながら「うまそうやの~」とよくつぶやく。ずっと一人で暮らしていたからだろうね、冷蔵庫にはキムチとか梅干しとかの漬け物系と魚。足がちょっと悪かったから、遠いスーパーにも滅多に行かない様子。たぶん、いつもと違う味に飢えてたんじゃないかな~。ばあちゃんにとって、ニナが作る料理は珍しいらしく、「これは何ちゅうもんだっちゃ?」と食べていた(笑)。ある日、テレビを見たばあちゃんは、「ゴーヤちゅーもんを食ってみてーな」と言い出した。おおお、そうかそうか。ゴーヤが食べたいのか。よし、ゴーヤチャンプルを作ってあげようじゃないの!とスーパーへ買い出しに行って作って出した。すると、「にげーな。」と一言。(笑)この苦いのがイイんだよ~と言っても、「うー、にげっ。」って結局、豆腐と卵とスパムばっかり食べてたよ(笑)。


私にとっては縁もゆかりもない佐渡。でも自分でも驚くくらいスムーズに溶け込めたのは、このファンキーなばあちゃんのおかげ。私にとっての佐渡は、本当に新鮮なものだらけだった。まず、匂いがちがう。海の匂い、草の匂い、土の匂い、樹の匂い、これらが強烈。そして波の音、トンビの声、カエルの声、虫の声、のボリュームが圧倒的に大きく、人の声や車の音の存在感が低い。夜はもう8時9時になったら、夜中の2時3時みたいな雰囲気。私とKouが2階で夜中まで起きていたりすると、「あそこん家は最近、夜中に灯りがついておる。何をやっとるんだっちゃ」とウワサにもなった(笑)。朝は5時くらいからイキイキしてる。っていうか、この時間が一番元気みたい(笑)。コンビニは島内にセーブオンが6店あったけど歩いて行くには遠すぎる。とにかくばあちゃん家から両津という町に行くのも、けっこう遠い。電車は無い。バスは滅多に来ない。私もKouさんも車の免許すらありません。Kouさんにはもう自転車があったので、私も自転車をゲットすることに。安い自転車は無いか~と探していたら、シブ~い自転車やさんを発見。中古でいいんで、安い自転車売ってますか?と聞いてみると、「これやったら5千円でいいよ。まだまだじゅうぶん乗れるっちゃ。」と出して来たのは、これまたシブ~いチャリでした。「魚屋チャリ」という言葉がどんぴしゃのチャリ(笑)。私は一発で気に入り、購入。こうして自転車ドリーマーになった私は、いっきに行動範囲が広がった。夏は最高に気持よかった。一年を通すと、すっきり晴れてる日の方が圧倒的に少ない地域。でもその少ない晴れの日の空にはやられます。夜空なんて、プラネタリウムです。天の川がくっきり見えるし、流れ星もホイホイ見れるの!こんな美しい空は、産まれて初めて見た。高校で行ったフロリダ州もとっても田舎で、夜は真っ暗だから星空がキレイだったけど、比べ物にならないくらい佐渡の星空の方がゴージャスでした。空気も美味しかった。もう一つ、すんばらしかったことと言えば、ばあちゃんの家は海岸沿いにあったのです。もう裏がすぐ海!しかも海水浴場ではないから、その辺に住んでる人がたま〜に泳いでる程度。ほとんど私の(言っちゃった)プライベートビーチだったのだ!泳ぐのが大好きな私は、毎日のように海に入っていました。まさにクーラーの代わり。海の水は透き通っていて、水中メガネをつけて泳いでいるとまるで空を飛んでいるかのよう。かわいいお魚達にもいっぱい出会ったし、私はいつしかサザエ獲りの名人に....(笑)。獲って良かったのか知らんが(爆)獲ったサザエはばあちゃんが喜んで食べてくれた。ちょっと沖にテトラポットがあって、そこには色んな生き物が生息していてカラフルだったな〜。一度、テトラポットで少し休憩をして、さあ戻ろうと勢い良く足をけったら、ウニのとげが足の裏にブッ刺さって、ちょ〜痛かった(T-T)。一生懸命取り出そうとしたけど、どんどん中に入り込んで行ってしまう...。歩くたびにチョット痛かったけど、そのうち一体化してきて、しばらく一緒に暮らしていました。すると忘れた頃にお風呂に入っていたら、ポロッと取れたんだけどね(笑)。不思議だ。

とにかく佐渡が楽しくて、曲づくりどころか(笑)遊びまくってしまったのだ。たまに花火大会の前夜祭でライヴやらないかとかお誘いがあってやったりはしたけど、このままだと.......そのうちお金も底をついてしまう.....。Kouさんはバイトを始めた。よし、私もバイトして二人でお金貯めながら、曲を作ったりライヴやったりして、関東に戻る準備をしよう!そうしよう!

。。。。ちょっと待てよ....(  ̄ ∀  ̄ )バイトってどうやんの?私、小学生の時から仕事はしていましたが、バイト経験が無かったのだ!履歴書ってどこに売ってんの?えー、これどうやって書くのーーー? 大丈夫か?私....。
つづく...。

Thank you for reading
Rina


*写真は2007年に佐渡に遊びに行った時の物です。

6月のスタバライヴありがとう!

今日は、って言ってももう朝の4時を回りましたが(笑)菜の花番外編はお休みして、スタバライヴの日記にしたいと思いま〜す。聴きに来てくれたみなさん、どうもありがとうございました!遠くから聴きに来てくれた方もいらっしゃって、お話出来て嬉しかったです。本当に感謝します。おおきに。さて、大好きなスタバライヴ。今回は梅雨入りしたということで、雨にまつわる曲を数曲チョイスしました〜。Monsoon、六月の雨、カバーはお初のRain Drops Keep Falling On My Head、などなど。いい感じで歌っていたのですが、なんと!1stステージでの「まちぼうけ」演奏中に私ったら大失敗をやらかしました。とほほ。曲の途中から私のギターがKouさんのギターに絡むのですが、カポの位置を間違えていて、すんごい不協和音になったのーー(T-T) すみませんでした。もう一度、最初から演奏させてもらっちゃいました(爆)。2ステージでは、これまたお初のOne Of Us(ジョーン・オズボーン)をカバーしてみました。とても好評でうれしかった〜。淡々としてるけど、良い曲なんだよね〜。大好きッス。てな感じで色々あったけど( ̄▽ ̄;) あたたかい拍手と笑顔に救われ、無事終了することができました。ありがとう! 帰りはBeerを飲んじゃいました。ライヴ後のBeerは最高だ〜!


Rina

Friday, June 12, 2009

菜の花番外編〜Vol.4

だいぶ話が進んで来ましたね(笑)。
QYで曲作りをしていた頃にくらべたら、多少はレベルアップした私。ギターのコード”F”もなんとか押さえられるようになり、少しずつギターで曲を作るようにもなった。機材はローランドのVSシリーズのMTRを使えるようになり、AKAIのサンプラーでブレイクビーツをトリミングしてはループにし、随分私の宅録ライフも成長したもんだ(笑)。


ビョークのサウンドとか、よく聴いてたな〜。かっこよくて、ちょっとダークな打ち込みサウンドが好きでした。ライヴはあんまりやってなかったな~。でも、実は私の人生初ライヴは川崎CLUB CITTA。イベントライヴだったにせよ、初ライヴでこの大きさのステージってすげえと、今頃痛感。この時、ギターはKouさん、ベースはEijiさん、そしてドラムは関くんだったのだ!今も一緒にステージに立ててる事には心から感謝しています。赤坂BLITZにも出たなー。これもイベントだったけど、前にアラニスの初来日を、一人でBLITZに見に行ってガンガンにやられた覚えがあったから、同じステージに立てたこと、超嬉しかった。こうして私のミュージシャンLIFEも数年が過ぎました。少し前に比べたら、かなり色んな音楽を体に注入していた。でも、やはり頭も心もまだまだペーペー。好きな事であるから故の葛藤もあったけど、とにかく未熟でいて頑固な私は、アルバム1枚リリースした後、音楽業界での仕事は無くなってしまいました。調子に乗りすぎていたんだなー(爆)。仕方なく私は当時神戸にあった実家へ。Kouさんは後に佐渡へ(なんで佐渡?)移り住む事に。

自分の力不足が原因だとわかっていつつも、やっぱり悔しかった。諦めるなんて無理だった。でも仕事が無ーーい(T-T)。そしてこの時期オトンの体調も悪くなっててた。私のオトンは私が小さい時から家にいる事が少なかったし、私も中学から東京やアメリカに行ってたので、家族3人でべったり暮らす事なんて本当に久々だった。入退院を繰り返すようになったオトンと必死にサポートするオカンと、プー太郎の親不孝娘(苦笑)。こうして数ヶ月が過ぎました。実家は京都に移り、私はただただ悶々としていた。アカン、このままどんどん時間だけが過ぎてしまう。Kouさんと一緒に曲作りをした日々が恋しい。歌いたい。こんな時こそ作らなきゃ始まらないのに、な~んも出てけーへん。でもまた歌いたい。歌いたい。Kouさんはどうしてるんだろう?佐渡でいったい何をしてんねん?よし、電話をかけてみよう。

K「いや~海っていいね~。夜は星がキレイだし~、波の音が聴こえるよ~カエルはうるさいね~\(⌒▽⌒)/」
R「......( ̄口 ̄;) (なに?このあっけらかんとした感じ?)」
K「トンビとも仲良くなったよ~」
R「あの.....なんか、意外とリフレッシュしてるみたいやん...。いいな~.....。っつーか、また音楽やらないの?」
K「うん、やりたいことはやりたい。」
R「また一緒にやろうや」

みたいな話になって、ここの下りはKouさんのブログでも書かれている通り、「んじゃ、ちょっくら佐渡に曲づくりしに来てみれば?」と言われ、佐渡のばあちゃんにもOKをいただき、私は一か八か、行ってみよう!と決断するのでした。でも、オカンに何て言おう?勇気を振り絞って打ち明けてみると、案の定「また音楽やるのに何で東京じゃなくて佐渡なわけ?」もう、おっしゃる通りっすーーー(爆)。でもKouさんと作る音楽を信じてんねん!もう一回やってみたいねん!と、なんとか強引に説得した私。「オトンには、うまく伝えておいて」と、この上ない無責任かつ無謀な言葉を残し、私はアコギ一本持って、いざ佐渡へ。


初めて行く佐渡は遠かった。新潟から佐渡汽船に乗ってさらに2時間以上...。船に揺られる私の心の半分はこれから自分はどうなって行くのかという期待と不安。もう半分は、私を佐渡に行かせてくれた母への感謝の気持と申し訳ない気持、また、体調のよろしくないオトンに何も言わず出て来てしまった、ある意味「逃げ姿勢」の自分への情けなさではち切れそうでした。あ、はち切れそうだったのは心だけじゃなくて体も...脂肪で(爆)。でも、佐渡へと続いてる夏の青空は清々しかった!カモメがいっぱい飛んでいた。
そしてようやく到着した佐渡が島!うわ~、しっぶ~い(笑)。ちょっとワクワクしてきたぞ。両津港にはKouさんが迎えに来てくれてるはず。どこだ?どこだ?いないよーーー(T-T) Kouさんらしき人が見当たらない...。。。。。ん?もしやあの人?真っ黒に日焼けして、角刈りの、どうみても現地の人っぽい、あの人?そうだ!あれがKouさんだーーー!久々に再会するKouさん。なぜKouさんだと確信が持てたかというと? だって、タンクトップ姿だったから....(  ̄ ∀  ̄ )。


つづく。

Thank you for reading.
Rina

あ!今日はスタバライヴです!お暇ならぜひぜひコーヒーとミュージックを!
18:00 と 19:00 の2ステージです。

Wednesday, June 10, 2009

菜の花番外編〜Vol.3

いよいよギター弾きKouさんとのお話が始まります(笑)。Kouさんの「ギター弾きの話」では私との出会いのエピソードが省かれていて、「おい、そこスルーかよっ!」と心の中で突っ込みを入れたよ....。さてはKouさん、あんま覚えてないんじゃな~い? いいでしょう、いいでしょう、アタイが思い出しますよ!(笑)

そう、プリプロスタジオに入って来たのは他でもない、Kouさんとその弟のEijiさん。夜型生活ムンムンの白い肌にタンクトップ。Eijiさんは長髪で後ろに束ねていて、Kouさんはちょっと茶髪だったかな~。なんか恐そうな印象...。この日はKouさんの兄弟バンドMarsがスタジオを使う予定だったらしく、とつぜん見知らぬ若いギャル(自分で言ってみる)が歌を録音しているもんだから、「誰やねん?」的視線で私をチラミし、奥の部屋へ入って行った。こりゃまずい、早く録り終えてさっさと出て行かないとヤバくね?っつーか、これってこの薄い壁の向こうにあの二人がいるってことよね?私の歌ガンガン聴こえるじゃん!いや~ん、恥ずかしい~ヽ(´▽`)ノ!けど...なんかチョット気合い入る~!←やっぱ度胸だけは一人前。(笑)

そして録り終わり、「お待たせしました....。」とご挨拶。
K「今のは誰の曲?」
R「あ、オリジナルっす。」
K「ふ~ん」
( ̄□ ̄;)やっぱこえーよ(汗)。となりの長髪の方は、うっすらニヤニヤしてるしさー(爆)。と、こんな程度の会話だった記憶。そして無事、キレイな音で録音されたデモテープはこの事務所のBossの耳に入り、なんと、OKを頂いた!話によると、MarsというバンドもこのBossが見つけて来たらしい。あのスタジオで曲づくりをさせているとのこと。なるほどなるほど。

というわけで、私はこの事務所にお世話になる事に。もう完全に自分は音楽をやっていくんだとシフトチェンジ。お芝居ってなんだっけ?っつーくらいの勢い。「オカン、私、役者やめる。」とキッパリ。「なにもやめるって決めなくてもいいんじゃないの?せっかく今までやってきたんだから、両方頑張ればいいじゃない。」全くその通りだ。しかーーーーーし!頑固な私は一度決めたらもう譲らない。「音楽一本で勝負したい。」の一点張り。オカンもオトンも、ショック&心配しただろうね.....。こうして私はミュージシャンへの道を歩き出します。レコード会社も決まり、「LUKA」という名前でデビューする事が決定。さあ、ここから本当のプリプロダクションに入るわけです。Bossは私に「あのスタジオでデモを作りなさい、スタジオにはMarsもいるから、彼らにアレンジしてもらいながら、色々と曲づくりのノウハウを教えてもらいなさい」と。おおおっ!あのちょっと恐そーなタンクトップの兄ちゃん達ね? よっしゃー、いっぱい吸収したろやないの!

97年の夏だったと思う。スタジオに入ると、ブルガリアヨーグルトを食べながらミキサーをいじっていらっしゃるKouさん。当時は、コウイチさんと呼ばせて頂いておりました。ギャーッ、なんかこそば~~~~い(笑)。

R「よろしくお願いします.....。」
K「デモ聴いたよ~。すごいね!すごいよ!」
R(おおお、さっそく褒められてる??\(⌒▽⌒)/)
K「何がすごいって、このドラム、千手観音じゃなきゃ叩けないよ~」
R「( ̄▽ ̄;)せんじゅかんのん?」
K「バンドとかやったことあんのー?」
R「無いッス。」
K「だろうねー。楽器は?」
R「無理ッス。」
K「だろうねー。」
R「........。(なんかちょっと凹んで来た....)」
K「でも歌はおもしろい。で、ちょっとこの曲をアレンジしてオケ作ってみたんだけどきいてみたいっしょやー?」
R「はい!ぜひぜひ聴いてみたいっしょッス!」

おおおおおおーーーー!なにこれーーーー?
私の曲が、ちゃんとバンドサウンドになってる。すげー!こんなオケで歌いたい!このお兄さん、もしかして人間シーケンサーなんとちゃう?もうQYになんか戻れな~~~~い!(笑)。そう、ずっとQYと睨めっこしていた私にとっては、このお兄さんの作った音が超生々しくて、温度すら感じたのです。すっかり私はこのお兄さんに興味深々。色んな話をしたな~。Kouさんはきっと、私のあまりの音楽的知識の無さに、驚いたと同時におもしろがっていたに違いない。ちょこちょこっとイジワルし、悔しがりながら成長して行く私を見て、楽しんでいたに違いない(笑)。いろんなアーティストのことも教えてくれた。私がアラニスが好きだと言うと、「カナダ出身っしょや?きっと彼女のシンガーソングライターとしてのバックグラウンドにはこんな人がいるべさ」と、教えてくれたのがジョニ・ミッチェル。なにこれ?ちょーカッコいいンすけど?「こんなんも.... あんなんも....」と、私はここから色んな音楽を聴きまくるのです。特にハマったのがジョニやC.S.N&Y,などの'60~'70’s Folk Rock。


そして、ついに私はギターを弾きながら歌うのだ!と持ち前の”根拠の無い自信”のもとに宣言。QYでの曲づくりにも限界が見えつつあったし、楽器ができれば曲づくりもスムースになるでしょ?よっしゃ、ギターのお兄さんに相談しよ。

R「ギター教えて欲しいんすけど...。」
K「なんでギターなん?」
R「え?だってカッコイイからッス。私が憧れる女性アーティストはみんなギター持って歌ってるッス。」
K「ハンドマイクで歌えばいいっしょや。」
R「嫌だ!」
K「( ̄ー ̄)ふふ~ん」

そう、この頃からそうだ。Kouさんは、よく人を試す。本当は最初っから楽器出来た方が良いって思っていただろうし、教える気だってあるくせに、あえて反対の事を言うのだ(笑)。でも大丈夫。私、めげませんから(笑)。こうしてKouさんは私のギターの先生にもなったのです。Marsとのプリプロ作業もどんどん内容の濃いものになっていった。つーか、この兄弟なに?長男ギター、次男ベース、三男サックス(三男のDaichiさんが一番フレンドリーだったな~)。のちに長女は私と同じ年で、ピアノを弾くと判明。兄弟妹全員ドラムも叩くらしい。すごい音楽一家だ。しかもこのハーモニーの美しさったら何?そして息のぴったり合った演奏!そして洋楽のエッセンス....どころか、ほとんどもうガイジンさんッスか?出す音、私に要求してくるノリ.....etc, もうすっかり私は彼らとの音楽制作にのめり込んでいました。あんなに恐そうだったお兄さん達と、今じゃすっかり共同作業。音楽って誰かと一緒に作るとこんなに楽しいんだ~って初めて知った。というか、私が初めて出会ったミュージシャンが彼らだったからこそ、私の音楽センスは磨かれたのです。面と向かっては恥ずかしすぎて言えないので、この場を借りて言いたい。ありがとう、シラスブラザーズ&シスター。


なんだかとってもいい感じで音楽ライフを送っている私ですが...、人生にはUPとDOWNがつきもの.....。

つづく。

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Rina

Tuesday, June 09, 2009

菜の花番外編〜Vol.2

さて、その渡されたテープ。どんなだったかって?そりゃ~ドッキドキしながら聴きましたよ。で?どうだったかって? ..........( ̄▽ ̄;) 出ちゃったんですよ...。怖い物知らずの私...。
「ちがうっ!ちがうっ!私が歌いたいのはこれじゃなーいっ!」と....。
はい、ハッキリ言ってしまったんです。音楽のことなどな〜んも知らん若いペーペーの小娘が、キッパリとNO!を出し、のちにクビになったことは言うまでもありません。へへへ(笑っちゃえ~)。でも私はさらに「歌いたい熱」におかされて行くのです。
じゃあ...いったい私はどんな歌が歌いたいんだ? あ、この頂いたテープにはカラオケも入ってる....。オケだけを聴いていると....mmmm...mmm...♫なんか違うメロディが湧いて来た....。あれ?私、作曲できるんちゃう?と、またしても持ち前の”根拠の無い自信”に背中を押されて、曲づくりを始めることにしたのだーー!

とは言ってもどうやって作んの?楽器?幼少の頃ピアノは少し習ったけど、じぇんじぇんできまへん。ギター?あ〜そういえば前にオトンと舞台に出てた時に仲良くなった大道具のお兄さんが弾いてて、興味は持ったけど... あっ!そういえば、そのお兄さんYAMAHAのQYとかいう、めっちゃ小型の作曲マシンを持ってたぞ!あれや!あれやで~~!と、早速ゲット。


考えてみれば、私はバンドをやってる人に出会った事が無かったのだ。だから、曲を作る=バンドを組むという発想も無かった。一人っ子として育ったせいか、一人でやりきることには慣れている。え?ただたんに人付き合いが下手というウワサも...(爆)。機械モノは結構得意な私はピコピコと打ち込みを始める。ご存知の方もいるとは思いますがYAMAHAのQYのいいところは、自動演奏機能っす!コード進行を打ち込めば、数あるパターンや音色で演奏してくれるわけです。でも私、コードとかサッパリ知らん。でも一つ一つ聴きながら繫げていくと、なんとなくそれっぽい。同時にメロディと歌詞も考えて、「なんか出来たっぽい。」と産みの喜びにつつまれたのも束の間。
あれ?どうやってこの曲を人に聴かせるの?録音?どうやって?という大きな問題に。MTRとか、全く知らないので浮かぶわけが無い。しかもなぜか誰にも相談しない( ̄▽ ̄;)。 結局、QYの音はラインアウトでステレオコンポのスピーカーから出す、でそのスピーカーをちょっと真ん中に向かい合わせる、んでそのスピーカーの間には鉛筆立て。その鉛筆立ての中にはモノサシ。そのモノサシにはLRのピンマイクを取り付ける。そこにスピーカーから出てくるQYの音と、自分の歌を”せーの”でカセットウォークマンに録るわけ!どんだけアナログ?(笑)と、こうして私の宅録ライフが始まったのでした。無我夢中で。とにかく作るのが楽しかった。ほんと、根拠の無い自信が当時の原動力だったんだけど、あと、大きな力をくれたのは、そう!アラニス・モリセットなのだ!彼女のエネルギッシュな曲と歌と赤裸々でグサッとくる歌詞に衝撃を受けたと同時に、よっしゃ、私もやってやる!と奮い立たされたのでした。ここから、どんどん自分の好きなサウンド、声、歌詞とはどんなか?というところに興味が行くわけです。シェリル・クロウ、スザンヌ・ベガ、ジュエル、メレディス・ブルックス、シャンタール・クレヴィアジック、コアーズ.. etc。


さあ、私もシンガーソングライターっぽくなってきた(笑)。誰かに聴いてもらいたい。でもライヴ?ムリムリ。だって私一人だしー、音楽やってる友達いないしー、弾き語りなんてできないし~。ってことは、超アナログ宅録テープを誰かに渡すしか無い。さ~てどうするリナッペ? この時、私19歳くらい。プロダクションはクビになってたけど(笑)、あるドラマにレギュラー出演していました。もちろん、プロですから(笑)全力で挑んではいたのですが、ぶっちゃけ心も頭も”音楽”のことでいっぱい。考えてみたら、自分からこんなに何かにアツくなったのは産まれて初めてかもしれない。たしかに演技も楽しかった。でもこの時の自分の音楽への情熱ように「お芝居がやりたくてしょーがない!」という気持で始まったわけではないことに気づく。オトンのおかげで恵まれたレールに乗っかってはいたものの、アタイは本当にこれでいいのか?このままぬるくていいのかーー?とめっちゃめちゃ考え、もんもんとしてた。

そんな時、そのドラマで共演した女優さんのお弟子さんと歳も近いということもあって(だってこのドラマ、大御所の大先輩だらけで....笑)仲良くなりました。本当は歌がやりたいんだという話もしていたら、なんと彼女の友達に音楽業界で仕事している人がいると言うではないか!マジ?「紹介しようか?」「オーYES! プリーズ!」夢は語るべし!どこで誰がこの種を拾ってくれるかわからないからね! で、私はついに自分の自慢の(笑)宅録テープを渡す事ができたのです。で?どう?どう?どうなのよーーーっ!

「聴いたよ。なかなか良いかも...」
(オッシャーーーーッ!)←もうこの時点で心のガッツポーズ(笑)。
「でも、音が悪すぎる。」
( ̄▽ ̄;).........。そうなんすか....?
「プリプロスタジオでちゃんと録音しなおしてみましょう。」

プリプロスタジオって何?わけがわからない私は後日、わけがわからないまま(笑)その事務所が持っているプリプロスタジオに行ってみる事に。プリプロとはプリプロダクションの略で、曲を作ったりアレンジしたり、デモを録音したり、本チャンRecordingに必要なベーシックトラックを作ったりするためのスタジオ。おおお、すごい!なんか色んな機械が置いてある~。ちょっと緊張しながらも、エンジニア兼キーボーディスト兼プログラマーのYさんに優しく指導されながら歌を録音していたのです。すると誰かが入ってくる音が。スタジオと言ってもマンションの一部屋なので、誰かが入ってくる時は録音中断。だれだれ?ひょっとしてここの持ち主か?

入って来たのは20代後半と思われる男性が二人。二人ともタンクトップとジャージという、近所のコンビ二に買い物か?という格好ではあったが、ギターと思われる楽器をかついでいる。こりゃあ間違いない、ミュージシャンだ!バンドマンだ!←初めて生で見た感動(笑)。そう、お気づきですね?ついに、こうしてKouさんと出会ったのです! 

つづく.....。

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Rina

菜の花番外編〜Vol.1


Kouさんのブログが超盛り上がっていて、読者の方から私目線のヒストリーも是非!な~んてコメントをもらっちゃったもんだから(笑)お言葉に甘えて、ちょっくら書いてみようかな~とパソコンに向かっております。

タイトルは「菜の花番外編。」なぜって?私の名前は漢字で「里菜」。母の名「久里子」から一文字と、オトンの大好物「菜っ葉の漬け物」から一文字(笑)。そう、ひじょーに「和」な名前。でも沢山の「洋」に触れた私の、まさに和洋折衷LIFEを振り返ってみたいと思います。まー、Kouさんの「ギター弾きの話」の番外編ちゅー感じでいきたいのですが、まずはKouさんに出会うまでのお話....。


ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、私はKouさんほど音楽歴は長くありません。が、しかーーーし!ゲイ歴 あっ、芸歴は長いんです。(笑)
私は随分長い間、自分は役者になるんだと思って生きて来ました。オトンもオカンも当然そうなると思っていただろうし、そのための援助もたくさんしてもらった。一番最初の役者デビューは8歳の時。オトンの代表作であるテレビドラマの撮影に、たまたまついて行ったら「ちょっとワンシーンだけ出てみれば?」なんつーことになって、ちゃっかり出演(笑)。セリフなんてあったっけかな~?たしか、おばあちゃんの肩叩きをしているだけのシーンだったような....。と、まあこれがきっかけで、ちょこちょこと色んなドラマに子役として出演するようになったのです。オトンのことがあるので大半がお世辞だったにせよ、褒めてもらう事が嬉しくて、またオトンとオカンの喜ぶ顔が嬉しくて、私もどんどん楽しくなっていった。そう、このまま真っすぐ歩いて行けば、役者の道から外れそうになさそうでしょ?しかーーーーーし!この先私は歌うことの魅力にどっぷりハマる事になるのです!

思い起こせば..... 初めて人前で歌ったのは、なんと演歌だったのだ!!小学校3年生くらいだったか、これまたオトンの舞台に私も出演していた時のこと。オトンにはヒット曲があったので(「俺は役者や、歌なんか出さんへんぞ。」と散々言っておられたこのお方!なのにこれだけのヒットってどういうこと?ジェラシーっ( ̄▽ ̄;))そのオトンの舞台は、一幕がお芝居&二幕が歌謡ショーという構成。で、な~んでそうなったか全く記憶にありませんが、私は一曲オトンとデュエット(笑)。この頃から男前スピリットが芽生え始めていたのか.... 怖い物知らずにも程があるけど、歌っていて気持よかった事だけは鮮明。


そして次に人前で歌う事になるのは87年と88年のミュージカル「アニー」。度胸だけはあるが、歌もダンスも習った事無かった私は、元ダンサーであるオカンに短期集中スパルタレッスンされながら(笑)、持ち前の”根拠の無い自信”で主役アニーを演じきりました。これは楽しかった。ここで得たものは今の自分にとっても大きな力になってると思うな~。そんなこんなで、歌う事の楽しさを肌で感じた私は思春期を迎えます。


中学生になった私。もっぱらカラオケ三昧(笑)。だって歌いたいんだもん。当時聴いていたカーペンターズ(英語の発音の勉強にいいよ~)やベット・ミドラーなど、歌い上げ系(笑)の曲をいっぱい歌ってた。もともと洋楽好きの両親のおかげ(と言ってもウチにロックは無かった。マイケル・ジャクソンは有り!笑)と、インターナショナルスクールに通った事、そして高校は1年間だけどアメリカのフロリダ州に行ったことで、自然と聴く音楽は英語の歌がほとんどだった。当時の流行ソングはcheckしてたな~。Nirvana, Guns & Roses, Queen, Amy Grant, Extreme, Boys ⅡMen, En Vogue, Red Hot Chili Peppers, Mr Big, TLC, Kris Kross, Snow, Paula Abdul, Arrested Development....etc...(なつかしーべ?) 誰か特定の人やバンドにのめり込むことは無かったものの、ラジオ、MTV、それと学校のジュークボックスで聴いては歌ってた。ちなみに写真は私が行っていたフロリダの学校。寮生活ってのも、今思うとおもしろかったな〜。一番辛いのは、やっぱり食事だった。ここはやはり「和」の私 (笑)。ごはんが恋しかった。でもやはりアメリカで多感な時期を過ごせた事は、私にとってすごく大きな財産。「洋」に浸かって、自分の中の「和」を再確認 したしね。で、私16か17歳くらいだったかな~、もうすっかり高校中退して(笑)やっぱり仕事したいねんってなって、舞台とかドラマとかに出演してました。そして「歌いたい熱」もどんどん上昇。当時所属していたプロダクションにも、歌いたいアピールを全開。すると、「こんな曲があるんだけど、歌ってみる?」と渡された一本のカセットテープ。(←古っ。)おおお!ひょっとして私もCDデビューか? 歌える役者としての道が開かれるのか~~~~!? ってところで続きはまた明日.....(笑)。


Rina

Monday, June 08, 2009

イカしたイカを発見!


ババーーーン。先日、また海を見に散歩。稲毛海岸をプラプラしていたら、釣り人が沢山いて、たまたまあるおっちゃんのそばで立ち止まって海を眺めていたら、なにやらプシューッ!プシューッ!と いう音が。ん?おっちゃんが何か釣ってる!動いてる!何か黒いものを吐き出してる!ナニー?とおっちゃんのとこに行ってみると、こんなに大きなイカが!墨 イカと言うらしい。この時期、たくさんこの辺に集まってくるんだって。「中に硬い甲羅があるイカなんだよ」とおっちゃん。どれどれ、触ってみる。おお おっ、硬いっす。イカは必死なんだろうね。体をピカピカと光らせてヒラヒラを一生懸命動かしてる。目元とか、なんともカワイイぞ。おっちゃん曰く、おいし くいただくそうです。どんな味がするんだろう〜。イカと言えば、これまた佐渡を思い出すな〜。Kouさんのブログでも書かれていたように、ライヴのご褒美には採れたてのイカをいただいたこともあった。甘くておいしいんだ〜。
さてさて、Kouさんの「ギター弾きの話」もだいぶ進んでますね〜。Kouさんから見た私ってこんなんかい!っと心の中で突っ込みながら読んでます(笑)。

Rina

Thursday, June 04, 2009

海が好き。

なにやら、Kouさんのブログが盛り上がってる〜〜〜。かなりおもしろいことになってるよ〜。私も読みながら色んな事思い出して、ちょっと胸が熱くなっちまったよ....。佐渡のばあちゃん、元気かなー?Ninaは元気だよー(笑)。佐渡の事を想うと、海が見たくなる。もう海のそばじゃないと生きて行けないかもー。いつものごとくチャリで「港の公園... 夏色のグリーン」を体感。草花で髪飾り〜。いいお天気。暖かい。でも風はまだヒンヤリしている。最高の季節だね。

そして今日は野球観戦に行って来たよ。ファンの方に頂いたチケットを持って、Kouさんとチャリで千葉マリンスタジアムへ!!ジャイアンツ戦ですよ!indigo blueは千葉在住なので、マリーンズを応援!写真ではまだ人は少ないけど、その後は激混み!前日の試合が延長戦で0−0だったから、今日は打ち合いになるだろうと期待していたのに、またしても延長戦で1−1の引き分け....。んんんん。引き分けだけど、なんか.... どちらかというと.... 負けたような気分だ....(ノ-_-)ノ。。。でもスタジアムの雰囲気っていいよね〜。ワクワクする。次は日本ハム対ロッテが観たいな〜。  

Rina